肺炎球菌ワクチン(プレベナー20)は、渋谷区の定期接種(65歳の方・お子さま)でも自費でも、当院で接種できます。
定期接種は無料(全額公費負担)です。自費の場合は1回12,100円(税込)です。
ワクチンを取り寄せて準備するため、ご予約はお電話(診療時間内)で承ります。
65歳の方の定期接種(渋谷区・無料)
肺炎球菌は、おとなが日常でかかる肺炎の原因として最も多い菌です。渋谷区の定期接種では、2026年4月から、20種類の型の肺炎球菌を防ぐプレベナー20を使っています(ワクチンの種類は選べません)。1回の接種で長く続く免疫が期待でき、原則として受け直しは必要ありません。
次のいずれかに当てはまる渋谷区民の方は、定期接種として無料で接種できます。
- 65歳の方
- 60〜64歳で、心臓・じん臓・呼吸器の機能、またはHIVによる免疫の機能に障がいがあり、日常生活が極度に制限される方(身体障害者手帳1級相当)
| 接種期間 | 65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日の前日まで(60〜64歳の方は、区に申請した年度内) |
| 回数 | 1回 |
| 費用 | 無料(全額公費負担) |
公費・自費を問わず、これまでに肺炎球菌ワクチンを接種したことがある方は、定期接種の対象になりません。 高齢者の肺炎球菌の定期接種として受けられるのは、生涯に1回です。接種したことがあるかはっきりしない場合は、ご予約の際にご相談ください。
65歳になる方には、65歳になる前の月の末に、渋谷区から予診票が届きます。接種には区の予診票が必要です。 60〜64歳で上の条件に当てはまる方、予診票をなくした方、渋谷区に転入された方は、渋谷区地域保健課予防接種係(03-3463-1412)へお問い合わせください。
接種期間を過ぎると定期接種の対象ではなくなり、接種する場合は全額自費になります。詳しくは渋谷区の案内もご確認ください。
お子さまの定期接種(小児用肺炎球菌)
小児用肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による乳幼児の重い感染症(細菌性髄膜炎など)を防ぐワクチンです。
| 対象 | 生後2か月から5歳の誕生日の前日まで |
| 回数 | 標準は4回(始める時期が遅いと少なくなります) |
| 費用 | 無料(定期接種) |
| ワクチン | プレベナー20 |
標準的なスケジュールでは、生後2〜6か月で始め、27日以上の間隔をあけて3回接種し、3回目から60日以上あけて、生後12〜15か月に4回目(追加)を接種します。生後2か月からは、五種混合・B型肝炎・ロタウイルスのワクチンと同じ日に接種するのが一般的です。
1回目が遅くなった場合は、接種の回数が少なくなります。下の表は、まだ1回も受けていないお子さまが、1回目を受ける時期ごとの回数の目安です。
| 1回目を受ける時期 | 回数 |
|---|---|
| 生後2〜6か月 | 4回 |
| 生後7〜11か月 | 3回 |
| 1歳台(生後12〜23か月) | 2回 |
| 2歳から5歳の誕生日の前日まで | 1回 |
予診票は、生後1か月になった月の末に渋谷区から届きます。途中で間隔があいてしまった場合も、残りの回の受け方をご案内しますのでご相談ください。こどもの予防接種の全体のスケジュールは、こどもの予防接種のページで、渋谷区の制度は渋谷区の案内でご確認いただけます。
費用
| 費用 | |
|---|---|
| 定期接種(上の対象の方) | 無料 |
| 自費(定期接種の対象ではない方) | 1回 12,100円(税込) |
自費の料金は、おとなもお子さまも同じです。自費での接種になるのは、たとえば次のような方です。
- 66歳の誕生日を過ぎた方(これまでに肺炎球菌ワクチンを受けたことがない場合)
- おとなで、65歳未満でも肺炎球菌の感染症にかかるリスクが高い持病のある方
- おとなで、以前に肺炎球菌ワクチンを受けたことがある方(前回の接種から1年以上あけます。接種歴に応じて医師が判断します)
ほかのワクチンの料金は、ワクチン・予防接種の料金表をご覧ください。
副反応
おとなの臨床試験では、接種した腕の痛みが約6割、筋肉痛が約4割、疲れが約3割、頭痛が約2割、関節の痛みが約1割の方にみられました。接種した部位の赤みや腫れ、発熱が出ることもあります。多くは数日のうちに自然に治まります。
お子さまでは、発熱(約4割)、接種した部位の痛み・赤み・腫れ、機嫌が悪くなる、眠くなる、食欲が落ちるといった反応がよくみられます。
重い副反応として、アナフィラキシーなどの重いアレルギー反応、けいれん(熱性けいれんを含む。お子さまの臨床試験で0.1%)、血小板が減って出血しやすくなる病気(免疫性血小板減少症)があります。
接種した日は激しい運動を避け、注射した部位をこすらないようにしてください。入浴はかまいません。高い熱やけいれん、接種した部位の強い腫れ、あざや鼻血が続くなど、いつもと違う様子があれば、早めに受診してください。
院内で息苦しさや気分の悪さが出たときは、すぐにスタッフへお知らせください。帰宅後に、急な息苦しさ、のどの締め付け、舌やのどの腫れ、意識がぼんやりするなどの症状が出たときは、直ちに119番に連絡してください。
定期接種で健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく救済制度があります。
ご予約と当日の持ち物
- ご予約はお電話(診療時間内)で承ります。ワクチンを取り寄せるため、接種日の前にご予約ください
- 定期接種の方は、渋谷区の予診票を必ずお持ちください。当日までに記入を済ませておくとスムーズです
- おとなの方は、マイナンバーカードや運転免許証など、ご本人確認のできるものをお持ちください。お子さまは母子健康手帳をお持ちのうえ、保護者の方が付き添ってください
- 37.5℃以上の発熱がある方、体調のすぐれない方は接種できません。日を改めてご予約ください
- 持病のある方、以前の予防接種で発熱や発疹が出たことがある方、けいれんを起こしたことがある方、血液をさらさらにする薬を使っている方は、ご予約時・診察時にお知らせください
- 院内ではマスクの着用をお願いしております。お持ちでない場合は、受付にて1枚30円で販売しています
よくあるご質問
Q. おとなで、以前に肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスなど)を受けました。プレベナー20は受けられますか?
渋谷区の定期接種(無料)の対象にはなりませんが、自費で接種できます。日本呼吸器学会・日本感染症学会・日本ワクチン学会の合同委員会は、以前に肺炎球菌ワクチンを受けた方も、その接種から1年以上あければプレベナー20などを接種できるとしています。前回の接種の時期とワクチンの名前が分かるもの(予診票の控えなど)があればお持ちください。
Q. 66歳の誕生日を過ぎてしまいました。もう受けられませんか?
定期接種(無料)の期間は過ぎていますが、これまでに肺炎球菌ワクチンを受けたことがなければ、自費(1回12,100円)で接種できます。
Q. おとなは、65歳になる前でも受けられますか?
60〜64歳で、上の条件(身体障害者手帳1級相当)に当てはまる方は定期接種の対象です。それ以外の方でも、心臓・肺・腎臓・肝臓の慢性の病気、糖尿病、免疫の働きが低下する病気や治療、脾臓を摘出したなど、肺炎球菌の感染症にかかるリスクが高い方は、自費で接種できます。持病や治療に合わせて、診察でご相談ください。
Q. インフルエンザや新型コロナ、帯状疱疹のワクチンと同じ日に受けられますか?
医師が必要と認めた場合は、同じ日に接種できます。ほかのワクチンとの間隔にも決まりはありません。同じ日をご希望の場合は、ご予約のお電話でお伝えください。
Q. おとなは、何年かごとに受け直す必要がありますか?
おとなのプレベナー20は1回の接種で長く続く免疫が期待できるため、原則として受け直しは必要ありません。将来、追加の接種が必要になるかどうかは、その時点の推奨や持病・接種歴をふまえて判断します。お子さまは、上の表のとおり、1回目を受けた時期に応じた回数を接種します。
